イエスの福音

イエスの福音

それは本当は何だったのか

ジェイムズ・M・ロビンソン著/加山久夫、中野実 訳
本体価格:3,500円

サイズ:四六判変型 410ページ
ISBN:978-4-400-12035-3 C1016 発行年月:2020/06/22

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内容紹介

「言葉福音書」を手がかりに 付・言葉福音書Q本文
著者は、Q資料やトマス福音書など「言葉福音書」と呼ぶ資料を深く読みこみ、イエスがガリラヤで語った「良き知らせ=福音」の核心、「神の国」に迫る。
本書は、長年にわたり斯界を牽引してきた著者の聖書学者としての研究の集大成であるのみならず、また一信仰者としての総決算でもあり、著者の学問と人格が一体となった稀有な作品である。

「大事なのは、イエスの言葉について考えることではなく、イエスの言葉を実践することなのだ。だから実際のところ、研究者の客観性そのものがイエスの論点を回避する言い逃れになりうる。したがって、私が研究者としての生涯の終わりに近づいた今、もしもイエスが語ったことについて本当に語ろうとするなら、イエスが語った仕方によりいっそう近い仕方で語るようにしなければならない。」(本書より)

【目次】
 日本語版への序
 序 論  イエスの福音の焦点
第1章  イエスの失われた福音
 使徒信条
 言葉福音書Q
 言葉福音書Qによるイエスの業
 言葉福音書Qのイエスから私たちへ
第2章  言葉福音書Q
 言葉福音書Qをいかに用いるか
 言葉福音書Qの本文
第3章  イエスはガリラヤのユダヤ人だった
 イエスの母語としてのアラム語
 イエスは読み書きできたか
 死海文書
 ユダヤ人として生きたイエス
 異邦人伝道
第4章  イエスについて知っていることと知らないこと
 イエスの知られざる少年期・青年期
 イエスの家族
 イエスの在外教育?
 イエスの知られざる性生活?
 ほんとうのマグダラのマリア
 後代の諸外典福音書におけるマグダラのマリア
第5章  洗礼者ヨハネによるイエスの回心
 イエスの異なった振る舞い
 イエスの異なった教え
 洗礼者ヨハネの教えのキリスト教化
 洗礼者ヨハネのキリスト教化
 いつキリスト教は実際に始まったのか?
 洗礼者集団の継続
第6章  神自身によって保証されたイエスの生き方
 宣教派遣説教
 イエスのガリラヤ伝道
第7章  イエスの神への信頼
 神の行為としての自然災害
 配慮する神の自然統治
 「自然法則」対「奇跡」
 出来事となる神の国
 神の支配における相互性
第8章  イエスの自己理解
 イエス特有の尊称の不在
 神の子ら
 人間の子(人の子)
 裁きの日の審判者
 知恵の子ら
 来るべき方
 神の代弁者としてのイエス
 イエスは自らの死をどう見たか
第9章  始まりとしての終わり
 十字架刑の恐怖
 復活信仰の本当のリアリティ
第10章  イエスの福音とパウロの福音
 イエスの言葉をこだまさせるパウロ
 「神の復讐」対「神の赦し」
 この悪しき時代の人々に抗して
 パウロの愛と怒りの神 
 ユダヤ主義化する福音へのパウロの反対
 イエスの福音
 エピローグ ここからどこへ向かうのか?
 世俗的な選択肢
 福音的な選択肢
 私たちはここからどこへ向かうのか?
 訳者あとがき
 原 注

ジェイムズ・M・ロビンソン(James M. Robinson)
1924年生まれ。アメリカの聖書学者、長老派牧師。コロンビア神学校、バーゼル大学、プリンストン神学校で学ぶ。バーゼルではカール・バルトとオスカー・クルマンに師事するが、同時にマールブルクのブルトマンの講筵にも列した。クレアモント神学大学で長年にわたり教鞭を執る。ナグ・ハマディ文書の校訂やQ資料の公刊に多大の貢献があった。2016年没。
訳者の加山久夫氏(明治学院大学名誉教授)、中野実氏(東京神学大学教授)はクレアモントでロビンソンに師事した。

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