アメリカの一女性に宛てた手紙
本書は、1950年から63年までの13年間にわたってルイスが認めた138通の書簡を収録する。文通相手のメアリ・ウィルズ・シェルバーンはその頃55歳、夫と死別したカトリック信徒で、多くの問題や悩みを抱えていた。
大西洋を隔てて生前ついに相まみえることのなかったこの女性の手紙に、ルイスは多忙な生活の中から懇切な返事を書き送り、人生上、信仰上の様々なアドバイスを記した。
ルイスの死で終わったこの一連の書簡を読むと、相手を思いやるルイスの牧会者的な素顔が彷彿とする。またルイス自身の人生観、信仰観が率直に吐露され、まことに興味深く、滋味あふれる読み物となっている。
いうならば、ほんの数歩先を歩む旅人がふと足を止めてかけてくれる、励ましの声のように響く。
中村妙子(本書に寄せたあとがきより)
*書名は「えいえんの かいなの もとに」と読みます。