Atonementをめぐって
植村正久・高倉徳太郎らを通じて日本の教会と神学に大きな影響を及ぼしたスコットランドの神学者P・T・フォーサイスの思想を、その贖罪信仰を軸としながら、形成史的および構造的に考察した貴重な労作。
【目次より】
序 論――目的と方法
第一部 フォーサイス神学の思想形成
第1章 フォーサイス神学への道ぞなえ
第2章 イギリスAtonement思想における英訳聖書の影響
第3章 フォーサイスにおけるF・D・モーリスの影響
補遺 初期フォーサイスとコングリゲーショナリズム
第4章 フォーサイスにおけるR・W・デールの影響
第二部 フォーサイスにおけるAtonement論
第1章 フォーサイスのAtonement論
第2章 Atonementと社会倫理
第3章 Atonementとサクラメント
第4章 Atonementと教会形成?――?恩寵と信仰の関係をめぐって
終 章 日本のフォーサイス受容の問題?
? 神学の必要性
? 問題への接近
? 高倉徳太郎におけるフォーサイス受容の問題
? サクラメント的信仰と社会倫理的関心
? フォーサイス・ルネッサンスと植村ルネッサンス
【著者について】
もりしま・ゆたか氏は1976年、神奈川県で生まれる。2004年、東京神学大学博士課程前期(組織神学)修了。2007年、聖学院大学博士課程後期修了。アメリカ・ヨーロッパ文化学博士。現在、日本基督教団長崎平和記念教会牧師、活水女子大学非常勤講師。論文:「P. T.フォーサイスにおける神の聖性」「ボランティア精神の神学的基盤」他多数。