原発とキリスト教

原発とキリスト教

私たちはこう考える 新教コイノーニア26

新教出版社編集部編
本体価格:1,600円(10%税込定価: 1,760円)

サイズ:A5判 239ページ
ISBN:978-4-400-40722-5 C1316
発行年月:2011/10/25

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内容紹介

2011年3月11日の福島第一原発事故以来、国民的にも国際的にも反原発・脱原発の声が高まる一方で、政府や経済界は従来の原発政策からの根本的な転換をはかろうとはしていない。原発安全論、電力不足論、日本経済停滞論、過疎地困難論など、様々な原発正当化論が依然として流布される中で、今ほどキリスト教からの発信が求められている時はない。様々な現場に身を置くキリスト者たちから声を集め、世界の未来を考えるためのヒントとしたい。
また日本基督教団をはじめとする諸教派の声明類を付録として収録。

【目次から】
宮田光雄
 いま人間であること――大地震の災禍の中で考える
 1 原発立地から考える
白戸 清 「豊かな」社会の陰にある、過疎地の悲しみと不安――核燃サイクル基地のもたらすもの
片岡輝美 福島の人間は怒り続けている
大下正人 福島第一原発20キロ圏内で被災して
新谷英敏 反原発から自然エネルギー推進へ
内藤新吾 浜岡原発の近くで経験したこと
川瀬陽子 原発銀座に住んで
斉間淳子 伊方原発の地元で神を呼び求める
芦原康江 島根原発の近傍から問う――福島原発事故は私たちの問題
橋本直行 上関町祝島の原発建設計画に抗して
野中宏樹 佐賀にて見る時のしるし
 2  原発を神学する
栗林輝夫 原発と神学――原発問題の神学的課題小原克博
小原克博 原発問題の神学的課題
崔  勝久 3・11フクシマ原発事故をキリスト者としてどう受けとめるべきか
上山修平 放射能を聖書の視点から考える
木村護郎クリストフ 被造物への責任から――ドイツの教会は原子力とどのようにむきあってきたのか
鈴木伶子 「核」否定の思想に立つYWCAの歩みから
城倉 啓 一人の主権者として原発体制を問うということ
高木仁三郎 聖書は核を予見したか(*)
安田治夫 故高木仁三郎のキリスト教界への問いかけひとつの応答の試み
石井康弘 農民の目から見た近代文明の罠
東海林勤 まともで幸せな生活にいそしむ道はある
木村公一 原子力支配=いのちの序列化からの「出エジプト」
岩田雅一 原発問題の終わりの始まり
 3 資料編 声明類
 日本基督教団
 在日大韓基督教会と日本基督教団
 日本バプテスト連盟
 日本バプテスト同盟
 日本キリスト教協議会(NCC)

*生涯、市民科学者として原発の危険性に警鐘を鳴らし続けた故高木仁三郎氏は、キリスト者ではなかったが、真剣に聖書と対話し、「聖書は核を予見したか」という論文を遺した。この貴重な論考も収録する。

 

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