古代イスラエル預言者の特質

古代イスラエル預言者の特質

伝承史的・社会史的研究

樋口進著
本体価格:5,000円(10%税込定価: 5,500円)

サイズ:A5判 294ページ
ISBN:ISBN 978-4-400-12751-2  C1016
発行年月:2013/09/25

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内容紹介

王国時代、とりわけ紀元前8世紀から6世紀にかけて集中的に出現した「預言」という現象は何だったのか?
古代オリエント世界にあっても特異な性格を持つその本質を、本書は、預言者の支持グループに着目しつつ、社会史的な視座を採用してその謎に迫った労作である。
また預言書の正典化の問題を通して、聖書全体を開かれたテキストと見なす観点を提示する。
【目次より】
第1章 預言者研究の動向
第2章 初期預言者の特質
第3章 アモスの預言者意識
第4章 預言者の社会的告発――社会史的考察――
第5章 ホセア書における伝承
第6章 預言者の荒れ野伝承(Fundtradition)
第7章 預言者の召命記事――伝承史的研究――
第8章 イザヤの召命記事とその意図
第9章 エレミヤの初期預言における伝承
第10章 エゼキエルの幻における預言者的特質
第11章 第二イザヤの預言者像
第12章 預言書の正典化の諸問題
【著者について】
樋口 進(ひぐち・すすむ)
1945年、朝鮮・全州生まれ。関西学院大学経済学部卒業、関西学院大学神学研究科博士課程単位取得満期退学。 
日本基督教団室町教会牧師を経て、現在、関西学院大学キリスト教と文化研究センター教授、関西学院宗教センター宗教主事、ウイリアムス神学館非常勤講師。
著書:『新共同訳旧約聖書注解II』(共著、日基督教団出版局、1994年)、『現代聖書講座第3巻 聖書の思想と現代』(共著、日本基督教団出版局、1996年)、『旧約聖書は何を語るか』(新教出版社、1997年)、『古代イスラエル預言者の思想的世界』(共著、新教出版社、1997年)、『旧約聖書略解』(共著、日本基督教団出版局、2001年)、『よくわかる旧約聖書の歴史』(日本基督教団出版局、2001年)、『預言者は何を語るか』(新教出版社、2005年)、『聖書の解釈と正典』(共著、キリスト新聞社、2007年)、『新版 総説 旧約聖書』(共著、日本基督教団出版局、2007年)、『聖典と現代社会の諸問題』(共著、キリスト新聞社、2011年)、『最も大切なもの』(新教出版社、2013年)他。
訳書:M・ノート『イスラエル史』(日本基督教団出版局、1983年)、J・ブレンキンソップ『旧約預言の歴史』(教文館、1997年)、W・ツィンマリ『旧約聖書神学要綱』(日本基督教団出版局、2000年)、S・ヘルマン/W・クライバー『よくわかるイスラエル史』(教文館、2003年)他。

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