幸いなるかな

幸いなるかな

初期キリスト教のマカリズム(幸いの宣言)

原口尚彰
本体価格:4,700円(10%税込定価: 5,170円)

サイズ:A5判 200ページ
ISBN:978-4-400-12769-7 C1016
発行年月:2011/11/18

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内容紹介

幸いなるかな、貧しき者よ、
 神の国はなんじらのものなり――
福音書をはじめパウロ書簡など新約聖書に数多く登場し、使徒教父文書にも用いられている「幸いの宣言」(マカリズム)。その用法を、ユダヤ教的背景にさかのぼって検証しつつ、初期キリスト教に独自な特質を明らかにした労作。

【目次から】
第1章 旧約聖書におけるマカリズム
 第1節 概観
 第2節 詩編におけるマカリズム
 第3節 箴言におけるマカリズム
 第4節 その他の文書におけるマカリズム
第2章 初期ユダヤ教におけるマカリズム
 第1節 概観
 第2節 知恵文学におけるマカリズム
 第3節 黙示文学におけるマカリズム
 第4節 死海文書におけるマカリズム
第3章 ヘレニズム・ユダヤ教におけるマカリズム
 第1節 ギリシア・ローマ世界におけるマカリズム
 第2節 アレクサンドリアのフィロンにおけるマカリズム
第4章 新約聖書におけるマカリズム
 第1節 Q資料におけるマカリズム
 第2節 マタイによる福音書におけるマカリズム
 第3節 ルカ文書におけるマカリズム
 第4節 ヨハネによる福音書におけるマカリズム
 第5節 パウロにおけるマカリズム
 第6節 ヤコブ書におけるマカリズム
 第7節 ペトロの手紙一におけるマカリズム
 第8節 黙示録におけるマカリズム
第5章 使徒教父におけるマカリズム
 第1節  ディダケーとバルナバの手紙におけるマカリズム
 第2節 クレメンスの 第一、 第二の手紙とイグナティオス書簡におけるマカリズム
 第3節 ポリュカルポスの手紙におけるマカリズム
 第4節 ヘルマスの牧者におけるマカリズム
結論と展望

【著者について】

はらぐち・たかあき氏は1977年、東京大学法学部を卒業後、日本ルーテル神学大学、同神学校を経て、シカゴ・ルーテル神学校で博士号取得。明治学院大学一般教育部講師、聖和大学人文学部助教授(新約聖書学担当)、東北学院大学文学部教授(新約聖書学担当)を経て、2015年よりフェリス女学院大学国際交流学部教授。
著書は『ガラテヤ人への手紙』新教出版社、『新約聖書概説』教文館、『信じることと知ること』東北大学出版会、『ロゴス・エートス・パトス:使徒言行録の演説の研究』新教出版社、『新約聖書釈義入門』教文館、『新約聖書神学概説』教文館、『ローマの信徒への手紙 上巻』新教出版社、など多数。

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