日本的プロテスタンティズムの政治思想

日本的プロテスタンティズムの政治思想

無教会における国家と宗教

柳父圀近
本体価格:3,800円(10%税込定価: 4,180円)

サイズ:四六判 387ページ
ISBN:978-4-400-42772-8 C1016
発行年月:2016/01/22

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内容紹介

日本人キリスト者にとって永遠の課題である
「2つのJ」(イエスと日本)の問題に、
先人たちはどのように取り組んだのか。
イエスの福音の普遍的な宣教において、日本という「特殊」はいかなる意味を持つのか。日本的特殊性はどのようにして用いられ、どのようにして克服されるのか。
近代日本がまさに国民国家を形成する激動期に、この「2つのJ」という永遠の課題に立ち向かった内村・南原・矢内原・大塚の4人の先人の足跡を追う。相互の異同を通じて、ネイションとステイトにどう関わるか、現代日本のキリスト者の課題を考える。今必読の書。
【目次より】
1 内村鑑三にとってのクロムウェル
   ―― 無教会の政治思想
2 テーマとしての「国家と宗教」
   ―― 内村鑑三・南原繁・大塚久雄
3 国家・教会・無教会
   ―― 南原繁とカール・バルト
4 社会科学と国家の理想
   ―― 矢内原忠雄の学問と信仰
5 帝国主義とファッシズム批判
   ―― 矢内原忠雄の預言者的精神
6 「エートス」と「ネーション形成」
   ―― 大塚久雄の史眼と福音理解
【著者について】
やぎう・くにちか氏は1946年神奈川県に生れる。1976年一橋大学大学院博士課程修了。東北大学名誉教授(大学院法学研究科)、同大学教養教育院総長特命教授。著書『ウェーバーとトレルチ』(1983、みすず書房)、『エートスとクラトス』(1992)、『日本におけるカール・バルト』(共著、2009、新教出版社)、『政治と宗教』(2010、以上創文社)、ほか。訳書 ジョーン・ロビンソン『社会史入門』(共訳、1972)ペンディックス/ロート『学問と党派性』(1975)ホブズボーム『資本の時代』I(共訳、1981)I・.ハウ編『世紀末の診断』(共訳、1985、以上みすず書房)モムゼン・シュヴェントカー『マックス・ウェーバーとその同時代人群像』(共訳、ミネルヴァ書房、1995)ほか。

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