逆説から歴史へ

逆説から歴史へ

バルト神学におけるキリスト論的思惟の変貌

八谷俊久著
本体価格:3,600円(10%税込定価: 3,960円)

サイズ:A5判 363ページ
ISBN:978-4-400-31079-2 C1016
発行年月:2015/10/20

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内容紹介

生成と展開が示すバルト神学の核心

初期の『ローマ書』における逆説的キリスト論から後期の「和解論」における新たなキリスト論の構想に至る、巨大な神学的転換の理路を精密に解明すると共に、バルトが果たし得なかった新たなキリスト教倫理をも遠望する労作。「旅人の神学」としてのバルト神学。
【目次より】
第I部 「逆説」としての神の啓示の出来事
 第1章 「弁証法神学」の始まり
 第2章 「瞬間」と「逆説」
第II部 バルト神学の転換
 第3章  「逆説のキリスト論」の後退
 第4章 イエス・キリストにおいて自らを啓示する神
第III部 神と人間の和解の歴史としてのイエス・キリスト
 第5章 「主」と「僕」としてのイエス・キリスト
 第6章 「神人」イエス・キリストにおける神と人間
 おわりに
  付 論 キェルケゴールとバルト
【著者について】
八谷俊久(はちや・としひさ)氏は1959年生まれ。1984年関西学院大学神学部にて修士課程を修了。2005年ドイツ・フランクフルト大学プロテスタント神学部にて神学博士(Dr.theol)を取得。アメリカ・セントオラフ大学客員研究員を経て、2010年より日本基督教団岡山信愛教会の牧師。著書:Paradox, Vorbild und Versohner – S. Kierkegaards Christologie und deren Rezeption in der deutschen Theologie des 20. Jahrhunderts.『歴史から世界へ――20世紀のプロテスタント神学におけるキリスト論の諸問題』。論文:キェルケゴールやボンヘッファーに関するもの多数。所属学会:日本ボンヘッファー研究会、岡山大学哲学会。

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