『悲しみをみつめて』の中の不適切な表現について

2008年07月28日

『悲しみをみつめて』の中の不適切な表現について

C.S.ルイス著 『悲しみをみつめて』


本書17頁に次のような表現があります。

『……多分、遺族というものは、癩者のように特別な収容所に隔離されねばなるまい。……』

この比喩表現には、ハンセン病に対する深刻な誤解が含まれており、隔離政策の誤りが明らかになった今日では容認できません。
しかし、本書が古典的作品であること、また著者が様々な認識上の制約を免れていなかったことを踏まえながら作品を鑑賞する必要があることに鑑み、この表現を削除することはしません。この点につき、読者のご了解を乞う次第です。

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教会と社会の課題を扱う神学的オピニオン誌。1952年4月創刊。

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