ビリー・グラハムと「神の下の国家」アメリカ

ビリー・グラハムと「神の下の国家」アメリカ

福音伝道者の政治性

相川裕亮著
本体価格:2,500円(10%税込定価: 2,750円)

サイズ:四六判 300ページ
ISBN:978-4-400-21333-8 C1016
発行年月:2022/03/08

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内容紹介

国葬にされた、ただ一人の牧師

アイゼンハワーからオバマに至る歴代大統領と親密な関係を結び、「アメリカの牧師」として彼らの政策に有形無形の影響を及ぼしたビリー・グラハムの、主に冷戦下70年代までの思想と行動を〈福音伝道者〉という観点から解明した俊英の力作。
〈預言者〉でも〈祭司〉でもないこの独特な宗教者の類型は、いかなる意味をもつのか。

アメリカ宗教史/政治史への新たな視角


著者:あいかわ・ゆうすけ氏は

【著者】相川裕亮(あいかわ・ゆうすけ)氏は1988年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)。現在、広島大学大学院人間社会科学研究科助教。専門は、アメリカ合衆国の政治史、政治思想史、キリスト教史。
主要論文に「冷たい戦争と魂の危機――大衆伝道者ビリー・グラハムの見た共産主義、自由、原罪」『アメリカ研究』50号(2016年)、共訳書にマイケル・ウォルツァー『アメリカ左派の外交政策』(風行社、2018年)などがある。



【目次より】
序 章 ビリー・グラハムとアメリカ
第一章 ビリー・グラハムという人物
 ――ファンダメンタリストと「福音派」
  第一節 前 史
  第二節 グラハムの登場
第二章 「罪」の神学と「福音伝道者」としての職務観
 ――理論的背景
  第一節 「罪の神学」
  第二節 「福音伝道者」
第三章 冷たい戦争と魂の危機
 ――「反共主義」とマッキンタイア
  第一節 背 景
  第二節 自由と反共主義
第四章 大統領の聖所と神殿
――「サイレント・マジョリティ」とニクソン、ピール
  第一節 ニクソンとお気に入りの牧師たち
  第二節 グラハムとピールの信仰の在り方
  第三節 なぜ「福音伝道者」は大統領に協力したのか
第五章 「神の下の国家」の再建案
 ――「市民宗教」とハットフィールド
  第一節 問の前提
  第二節 ハットフィールドの「市民宗教」批判
  第三節 グラハムはハットフィールドをどう理解していたか
結 論
  第一節 総 論/第二節 含意と今後の課題

【書評】

『本のひろば』2022年9月号(評者=大宮有博氏)

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