バルト・セレクション5

バルト・セレクション5

教会と国家 II

カール・バルト著/天野 有 編・訳
本体価格:1,900円(10%税込定価: 2,090円)

サイズ:新書判 648ページ
ISBN:978-4-400-30165-3 C1116
発行年月:2013/03/21

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内容紹介

ハンディな文庫で読めるバルトの新選集。第3回配本(全7巻・収録論稿はすべて新訳)
反ナチ教会闘争時代の重要論考10編を収録。
特にボン大学から追放された3か月後にバルメンで語られた「福音と律法」はロマ書・ガラテヤ書の〈イエスの信仰〉の主格的属格解釈を力強く主張。「義認と法」はキリスト教的国家観をプロテスタント神学史上最も鮮明に提示。「プラハのフロマートカ教授への手紙」はヒトラーの領土的野望を挫くための抵抗をミュンヘン会談直前に呼びかけて大きな論議をまきおこした文書。
「教会と国家」の問題を考える上で現在も必読の文献を、詳細な訳注と共に新訳で贈る。
【目次より】
福音と律法(一九三五年)
義認と法(一九三八年)
プラハのフロマートカ教授への手紙(一九三八年)
オランダの「教会と平和」団体代表者への手紙(一九三八年)
デルクセン牧師への手紙から(一九三八年)
教会と今日の政治問題(一九三八年)
キリスト者の武器と武具(一九四〇年)
スイスからイギリスへの手紙(一九四一年)
ドイツのキリスト者へのクリスマス・メッセージ(一九四一年)
今日の〈時代の出来事〉におけるキリスト教会の約束と責任(一九四四年)
【編訳者について】
天野有(あまの・ゆう)氏は1955年静岡県生まれ。1979年早稲田大学教育学部教育学科卒業。1982年西南学院大学神学専攻科修了。1982-1984年、日本バプテスト連盟奈良キリスト教会牧師。1991年九州大学大学院文学研究科博士後期課程中退。1993年ドイツ・ヴッパータール神学大学にて、ベルトルト・クラッパート(B. Klappert)教授のもとで Dr. theol.(神学博士号)取得。現在、西南学院大学神学部教授、日本バプテスト連盟・福岡ベタニヤ村教会員。
著作・論文・訳書:
Karl Barths Ethik der Versohnungslehre. Ihre theo-logische Rezeption in Japan und ihre Bedeutung fur die kirchlich-gesellschaftliche Situation in Japan, Frankfurt am Main u.a. 1994. 「解放をもたらす言葉(Iコリント7,20)――ルター的理解への問いとしてのバルトの〈召し/召命(klh/sio)〉理解――」(『西南学院大学神学論集』2002年所載)、他。カール・バルト『キリスト教的生 I』『キリスト教的生 II』(新教出版社、1998年)、同『国家の暴力について――死刑と戦争をめぐる創造論の倫理――』(同、2003年)
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