プロテスタント・スコラ神学の再考察

プロテスタント・スコラ神学の再考察

金 山徳著
本体価格:1,100円(10%税込定価: 1,210円)

サイズ:四六判 121ページ
ISBN:978-4-400-31697-8
発行年月:2008/06/20

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内容紹介

本書は、スコットランドの神学者サムエル・ラザフォード(1600-1661)の思想を中心に、プロテスタント・スコラ神学と正統主義神学の再評価を試みる。

これらの神学は長らく、宗教改革神学と断絶・対立するものとして批判的に評価されてきた。しかし著者は、「宗教改革と後期宗教改革との連続性と非連続性」、「セントラル・ドグマ理論」、そして「カルヴァン主義者に対抗するカルヴァン」といった視点を通じて、従来の像に新たな読み直しを迫る。日本でほとんど顧みられることのなかった分野に光を当てた貴重な労作。

【目次より】

はじめに

I プロテスタント・スコラ主義
 A 学問的コンテキスト
 B 教会神学的コンテキスト
 C 論争的コンテキスト

II 神学への道
 A ジャンルの転移
 B 正統主義神学の構造
 C 信仰と従順
 D 神学の出発点
 E 御言葉と御霊
 F 神学原理

III 契約神学
 A 現代的な批判の概要
 B 契約の意味
 C ラザフォード神学における契約神学の位置と務め
 D 契約神学の構造
 E 恵みの契約

結  論

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