山上の煙

山上の煙

十戒をめぐる一考察

ジョイ・デイヴィッドマン著/村井 洋子訳
本体価格:1,900円(10%税込定価: 2,090円)

サイズ:四六判 202ページ
ISBN:978-4-400-42732-2
発行年月:2008/05/21

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内容紹介

現代人の信仰と倫理をめぐる、味わい深くも刺激的な論考。アメリカ共産党員からキリスト者に転向し、後にC・S・ルイスの妻となったが、病のために夭逝した一ユダヤ人女性の記した秀逸な十戒論。ルイスの序文付き。

著者ジョイ・デイヴィッドマンは、1915年、ニューヨークの正統派ユダヤ人の家庭に生まれた。早熟な知性の持ち主で19歳で大学卒業、1年半後にコロンビア大学で修士号を取得。ユダヤ教を棄て大恐慌時代にアメリカ共産党に入党するが、戦後の47年にキリスト教に改宗した。かねてより文通のあったC.S.ルイスと1956年に結婚。1960年にがんで亡くなるまでの短い結婚生活は、闘病の苦しみを乗り越え、愛と信仰に支えられて歓びに満ちたものであった。
ドーセットの伝記『C. S. ルイスとともに』がある(村井洋子訳、新教出版社、本体2300円)

【目次より】
 C・S・ルイスによる序文
序 章 「恐れる」という罪
第一章 神がすべてに勝る
第二章 人の手で造られた神
第三章 言は神とともにあった
第四章 喜びの日
第五章 大蛇の歯
第六章 剣を持つものは誰か
第七章 淫蕩な世代
第八章 正直な奴はだませない
第九章 からかうピラト
第十章 虫と錆
第十一章 光の中の光
 訳者あとがき

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