権利論

権利論

レフト・リバタリアニズム宣言

ヒレル・スタイナー著/浅野幸治訳
本体価格:5,000円(10%税込定価: 5,500円)

サイズ:A5判 496ページ
ISBN:978-4-400-40740-9  C3012
発行年月:2016/07/25

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内容紹介

レフト・リバタリアニズム(左派完全自由主義)とは何か?


それは、万人に自己所有権と、自然資源の完全に平等な原初取得を認める完全自由主義である。個人はそれらの所有を用いて自由に活動し、その結果、人類の第一世代に社会的格差が生じる。しかし、所有権の主体は生者であり、相続は一切認めない。第一世代の遺産は第二世代に平等に再配分される。また個人の遺伝的特質は一種の自然資源だから、多く持つ者は少なく持つ者に補償する義務を負う、……。
こうした理論構成により自由と平等が均衡する社会を首尾一貫した原理に基づいて構想した本書(1994年)は、レフト・リバタリアニズムの記念碑的大著として声価が高い。昨今のベーシック・インカム論にも示唆するところ大きい。
【目次より】
第一章 序 論
第二章 自 由
第三章 権 利
第四章 道徳的思考
第五章 経済的思考
第六章 正 義
第七章 原初の権利
第八章 結 論──正しい再配分
【著者について】
ヒレル・シュタイナー(Hillel Steiner)
1942年生まれ。カナダのトロントで育ち、トロント大学で経済学を学んだ後、イギリスのマンチェスター大学でPh. D.取得。1995年に母校の政治学科教授に就任、現在は同大学名誉教授。英国学士院会員。政治哲学、法哲学の分野で多数の業績がある。
【訳者について】
浅野 幸治(あさの・こうじ)
1961年生まれ。東北大学文学部、同大学院文学研究科修士課程を経てテキサス大学でPh. D.取得。専攻哲学。現在、豊田工業大学准教授。訳書:バニエ『人間になる』、マリーナ『古代ユダヤへのタイムトラベル』ほか。

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