歴史から世界へ

歴史から世界へ

20世紀のプロテスタント神学におけるキリスト論の諸問題

八谷俊久著
本体価格:3,400円(10%税込定価: 3,740円)

サイズ:A5判 331ページ
ISBN:978-4-400-31083-9 C1016
発行年月:2018/03/22

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内容紹介

イエスとキリスト

イエスとは誰か、キリストとは誰か。史的イエスをめぐる聖書学の知見は20世紀神学のキリスト論に大きな問題提起を突きつけた。バルト、ブルトマン、ティリッヒ、ボンヘッファー、モルトマンらの神学的苦闘を辿りながら、世界の中でキリストを告白し信従する道を問い直す。
【著者について】
はちや・としひさ氏は1959年生まれ。1984年関西学院大学神学部にて修士課程を修了。2005年フランクフルト大学プロテスタント神学部にて神学博士。2010年より日本基督教団岡山信愛教会の牧師。著書:Paradox, Vorbild und Versohner – S. Kierkegaards Christologie und deren Rezeption in der deutschen Theologie des 20. Jahrhunderts.『逆説から歴史へ――バルト神学におけるキリスト論的思惟の変貌』(2015年、新教出版社)。
【目次より】

 第I部 「逆説から歴史へ」
    ――キェルケゴールとバルト
第1章 「逆説から歴史へ」
    ――キェルケゴールにおけるキリスト論的思惟の変貌
第2章 キェルケゴールとバルト
 第II部 もう一つの「逆説から歴史へ」
    ――ブルトマンとブルトマン学派における史的イエスの問題
第3章 ブルトマンの「宣教的な神学」における「逆説のキリスト論」の構造と限界
第4章 ブルトマン学派における史的イエスへの新しい問い
 第III部 「歴史から世界へ」
   ――20世紀プロテスタント神学におけるキリスト論の諸問題
第5章 「新しい存在」の開示としてのキリスト像
    ――『組織神学』?におけるティリッヒのキリスト論の意義と限界
第6章 他者のためのキリスト
    ――ボンヘッファーにおけるキリスト論な思惟の構造と意義
第7章 他者のためのキリスト者
    ――ボンヘッファーにおける「まねびの神学」の構造と意義
付論 「聖書的な諸概念の非宗教的な解釈」の構想
    ――ボンヘッファーにおける「新しい神学」のための序説
第8章 20世紀のプロテスタント神学における「神」概念の転換
    ――ボンヘッファー=バルトの線を辿って
第9章 十字架に付けられたキリスト
    ――モルトマンの「十字架の神学」におけるキリスト論の射程

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教会と社会の課題を扱う神学的オピニオン誌。1952年4月創刊。

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