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山田隆牧師(霧島キリスト教兄弟団)が、毎週の説教を掲載し続けた『現代に聖書を読む』より60編を精選。メノナイト信仰のアイデンティティに固く立ちつつ、あらゆる教条主義から自由な真理追究、平和と正義をもとめる実践が、見事に一人格に融合した証し。

著者：山田隆(やまだ・たかし)牧師は1926年神戸市生まれ。56年宮崎県日南市のメノナイト教会に赴任。58年結婚、3男2女を得る(長男望氏は南山大学、三男順氏は西南学院大学にてキリスト教学を教えている)。59年小林市の教会に転任、以後47年間にわたり伝道と牧会に励む。その間、メノナイト・アジア会議議長、メノナイト世界会議副議長を歴任。05年悪性リンパ腫にて逝去。

【目次の一部より】
戦争を生み出さない世界へ
非暴力の紛争解決を求めて
「寛容」こそ不可欠の潤滑油
イエスとパウロの生きざまに学ぶ
イエスの気配を感じて
人間の全体性の回復へ
神の恵みのうちに生きる
人間の自然性の限界の超克へ
顧客社会に生きる現代人の真の自由は
宣教者パウロの生きざまに学ぶ
歴史の形成を目指す小さな群れ
世にあるキリスト者集団の役割
開かれた心、開かれた生
使徒パウロの「肉体のとげ」をめぐって
自らの未来を創出する
〈信じること〉の成長と進化
真の調和と善なる秩序の形成へ
「御国を求めよ」
未知の可能性への挑戦
イエスの言葉から
さまよう人間と神の痛み
「糸の切れた凧」のようにならぬために
「恐れるな、小さい群れよ」
現代人は何を信頼するのか
〈イエスの従順〉と〈イエスへの従順〉
信仰の力の秘訣
光のうちを歩む生への魂の覚醒と成長へ
神の赦しと寛容に支えられて
イエスとその家族
家庭とキリスト教会の関わり
「不信仰な時代」からの脱出
内なる信と他力の問題
われわれの「エマオ」への旅
ルカの描く信仰のアートから　等々……