平和憲法とともに

平和憲法とともに

深瀬忠一の人と学問

稲正樹・中村睦男・水島朝穂[編]
本体価格:2,000円(10%税込定価: 2,200円)

サイズ:四六判 353ページ
ISBN:978-4-400-40748-5 C1016
発行年月:2020/02/18

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内容紹介

「憲法学者としての良心と理性、

 キリスト者・市民としての責任」に生きた人
深瀬忠一(ふかせ・ただかず、1927-2015)は、陸軍幼年学校、陸軍士官学校をへて東大に学んだ。敗戦による旧来の価値の崩壊を通してキリスト教信仰と出会い、憲法学を志すようになった。
北海道大学法学部で長く憲法学を講じ、画期的な平和的生存権の理論を構築するとともに、恵庭訴訟・長沼訴訟などの憲法裁判に研究者として深く関与、また北海道キリスト者平和の会を支えるなど、理論と実践の両面で平和憲法の定着のために生涯を捧げた。
本書は、深瀬没後4年有余を経て、その衣鉢を継ぐ者たちが、憲法学、憲法訴訟、平和運動、信仰生活など多方面から彼の歩みを振り返り、平和憲法が危機にある今日、人々が平和に生きる権利を守るための新たな取り組みに向けて、力強いメッセージを紡ぎ出そうとする論集である。
【寄稿者】
はじめに 編者(稲正樹)
 第1部 憲法学者からみた深瀬憲法学
第1章  西村裕一(北海道大学准教授)
第2章  蟻川恒正(日本大学教授)
第3章  志田陽子(武蔵野美術大学教授)
第4章  小林 武(沖縄大学客員教授)
第5章  水島朝穂(早稲田大学教授)
第6章  岡田信弘(北海道大学名誉教授、北海学園大学教授)
第7章  高見勝利(北海道大学名誉教授、上智大学名誉教授)
第8章  中村睦男(北海道大学名誉教授、北海道大学元総長)
 第2部 憲法裁判と平和的生存権の拡大
第9章  野崎健美(恵庭事件元被告)
第10章  内藤 功(弁護士)
第11章  福原正和(北海道平和委員会理事、小児科医師)
第12章  山本光一(日本キリスト教団京葉中部教会牧師)
第13章  前田輪音(北海道教育大学大学院教育学研究科准教授)
第14章  小林亮夫(NHKディレクター)
 コラム1 稲塚秀孝(株式会社タキオンジャパン代表取締役)
第15章  笹本 潤(弁護士、東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
 コラム2 池田賢太(弁護士)
 第3部 深瀬忠一の人と信仰・学問
第16章  深瀬ふみ子(ニューヨーク市立クイーンズ大学非常勤助教授)
 コラム3 野村永子(元靖国神社国営化阻止道民連絡会議事務局次長)
第17章  小野善康(岩手大学名誉教授)
 コラム4 高崎裕子(弁護士)
第18章  吉田行男(発寒ひかり保育園園長、札幌学院大学非常勤講師)
 コラム5 橋本左内(牧師、北海道キリスト者平和の会)
第19章  大友 浩(札幌独立キリスト教会主管者)
第20章  千葉 眞(国際基督教大学特任教授)
 コラム6 清末愛砂(室蘭工業大学大学院工学研究科准教授)
第21章  稲 正樹(元国際基督教大学教授)
おわりに 編者(中村睦男)

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