神の国の証人ブルームハルト父子

神の国の証人ブルームハルト父子

待ちつつ急ぎつつ

井上良雄著
本体価格:5,500円(10%税込定価: 6,050円)

サイズ:四六判 470ページ
ISBN:978-4-400-21332-1 C1016
発行年月:2025/06/30

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内容紹介

【オンデマンドブック】(初版1982年)

バルト神学の原点

強烈な終末論的信仰や社会主義運動への参画によって瞠目され、カール・バルトに決定的な影響を及ぼしたドイツの牧師ブルームハルト父子。その二代にわたる牧会と社会運動への挺身を描き切った、渾身の神学的評伝。

【目次より】
序に代えて――カール・バルトにとってブルームハルト父子とは誰であったか
 第一部 父ブルームハルト
第一章 敬虔主義的気圏の中で
第二章 「戦い」
第三章 信仰覚醒とからだのいやし
第四章 聖霊の新しい注ぎを求めて
第五章 バート・ボルで
第六章 希望の神学
第七章 神の国の進展と人間の参与
第八章 死、そして――
 第二部 子ブルームハルト
第九章 父と子
第十章 父の継承者――「イエスは勝利者だ」
第十一章 キリスト教的肉との戦い――「死ね、さらばイエスは生き給う」
第十二章 世に対する神の愛――「君たち人間は神のもの」(1)
第十三章 政治の世界の中で――「君たち人間は神のもの」(2)
第十四章 「御国は来る」
第十五章 晩年と死
終章 宗教社会主義と弁証法神学――「ひとつなるブルームハルト運動」?

【著者】井上良雄(いのうえ・よしお)
1907年―2003年。東京府立第一中学校、第一高等学校を経て京都帝国大学独文科卒。同人誌『磁場』『麺麭』などで文芸評論を書き、「宿命と文学に就いて」「芥川龍之介と志賀直哉」などで新進批評家として注目された。法政大学講師となるが、34年、治安維持法違反で検挙され失職。その後、日大で講師を務めながら精神的彷徨の時期を過ごす。このころカール・バルトを読み、また教会に通い始めた。45年3月、日本基督教団信濃町教会で福田正俊牧師から洗礼を受ける。戦後は「キリスト者平和の会」の創立に尽力。日本基督教団社会委員長を歴任。また東京神学大学教授としてドイツ語を教えると共に、バルト『教会教義学』第四部「和解論」の全訳を完成(全13冊)。他にバルト『教義学要綱』など多数の翻訳がある。著書に『主よ、われら誰に行かん』、『汝ら時を知るゆえに』、 『山上の説教』、『戦後教会史と共に』、『ヨハネ福音書を読む』、『大いなる招待』、『エデンからゴルゴタまで』、『キリスト者の標識』、『待ちつつ急ぎつつ』など。

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