道を歩む
道を歩む
十字架と復活に向かう非暴力のイエスに従って
ジョン・ディア[著]/志村真[訳]
本体価格:2,000円(10%税込定価:
2,200円)
サイズ:四六判
216ページ
ISBN:978-4-400-40765-2 C1016
発行年月:2026/01/23予定
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内容紹介
現代におけるレント(受難週)の黙想に最適の書
ローマ帝国が十字架でイエスを殺し、現代の帝国がドローンで市民を殺す――。だがイエスは、十字架の政治学に復活の政治学で対抗し、新しい命をもたらした。そのイエスの働きと歩みを福音書の丁寧な読解を通して明らかにする。
「凶暴なローマ帝国の辺境の地パレスチナの片田舎にイエスが現れ、『神の国は近づいた』と宣言しました。彼の宣明は爆弾ニュースであり、よく言えば、平和と希望、愛、非暴力の霊的発破でした。あらゆる問いへの答え――非暴力の愛こそ前進への道――が突然与えられました。しかし、それには代償が伴います。」(本書より)
【目次より】
第1章 ターニング・ポイント
第2章 ミッション
第3章 大叱責
第4章 立って祈るときにはいつも赦しなさい
第5章 平和をもたらすもの
第6章 ゼカリヤの非暴力王
第7章 神殿における市民的不服従
第8章 ユーカリスト、非暴力の新しい契約
第9章 聖木曜日――友情と裏切り
第10章 主よ、ここに剣が二振りあります
第11章 ゲツセマネ、イエスが祈る最中に寝てしまう
第12章 剣に生きる者は剣に死ぬ
第13章 裁判、拷問、そして不動の非暴力
第14章 非暴力のイエスの従者
第15章 カルバリの通行人
第16章 聖金曜日の最後の言葉
第17章 道としての十字架
第18章 イエスは岸辺に立っておられた。それは朝であった
第19章 どんなことですか
第20章 平和という復活の贈り物、非暴力の新しい命
【著者】ジョン・ディア神父(John Dear)は、1959年アメリカ・ノースカロライナ生まれ。現代のアメリカ合衆国において最も精力的な平和活動家・思想家。デューク大学卒業と共にイエズス会に入会、93年司祭叙階。アメリカ友和会幹事や、ホームレスのためのシェルター、スープキッチン、コミュニティセンターなどで働き、また世界各地の紛争地域を旅する。市民的不服従による逮捕歴は80回以上。著書は30冊以上ある。邦訳に『剣を収めよ――創造的非暴力と福音』と『山上の説教を生きる――八福の教えと平和創造』(いずれも志村真訳,新教出版社)がある。
【訳者】志村真(しむら・まこと) 高知県須崎市生まれ。1982年、東京神学大学博士課程前期課程修了。都城城南教会(宮崎県)、若松教会(北九州市)、上下教会(広島県)を牧会した後、2002年より中部学院大学短期大学部(岐阜県関市)宗教主事。その間、ランカ合同神学校(スリランカ、1988年)、海外宣教研修所(アメリカ・コネチカット州、1996-97年)にて研修。著書に『イエス・キリストの人間観』(角川学芸出版)、『平和を目指す共生神学』(編著書、新教出版社)、訳書に、W・ウィンク『イエスと非暴力』、ジョン・ディア『剣を収めよ』、同『山上の説教を生きる』(いずれも新教出版社)、ファベリア&スギルタラージャ『〈第三世界〉神学事典』(林巌雄氏と共訳)日本基督教団出版局、がある。



