福音と世界2012年12月号

福音と世界2012年12月号

本体価格:600円(10%税込定価: 660円)

サイズ:A5判 80ページ
月刊誌:1952年4月創刊
年間予約(送料共):8,460円(10%税込定価: 9,306円)

内容紹介

ボンヘッファーと決断
 ディートリッヒ・ボンヘッファー(一九〇六?一九四五年)とホロコーストの関わりは、シンドラーやソハの場合とは異なっている。裏側の世界からユダヤ人と接触し現実のやりとりを通じて彼らの人間性と自身の人間としての責務に目覚めていった彼らとは違い、ボンヘッファーは一九三三年一月三〇日にヒトラーが政権についたその瞬間から、政権に内在する問題を、明確な自覚を持って社会的・倫理的・神学的に捉えていた。ベルリン大学私講師となっていたボンヘッファーは、二日後の二月一日には「若い世代における指導者理念の変遷」と題するラジオ講演を行なう。明らかにヒトラーを意識して個人崇拝的集団主義を批判したこの講演は、放送途中で突如打ち切られ、結論を欠く内容への誤解を恐れたボンヘッファーが仲間に回状を送る事態となった。

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福音と世界

毎月10日発行(小社入庫)。
教会と社会の課題を扱う神学的オピニオン誌。1952年4月創刊。

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